時の過ぎるのがメチャ速いんですけど。
異動に絡む忙しさもあるんですけど、単純にやることやりたいことが多くて、ふと気づくと前回の日記から1週間も!? そんな感じで、とりあえず思い出しつつ。
映画「秒速5センチメートル」in 渋谷シネマライズ &新海監督トークショーに行ってきました。
今、自分の内側の約半分を駆けめぐっているのはこの映画。言葉にならない思いをなんとか言葉に変換したくて、のたうち回ってます(笑)。渋谷に通うこと5回、ようやく少しまとまりそうです。来月アタマにはレビュー・・・というか感想をブチ上げたいと思います。今この段階ではっきりと言えることはひとつだけ。断絶の物語では決して無い。タカキは「死」んでなどいないし、「つながる」ことの本当の意味をもっと深く考えるべき作品だ。
まあそれは後回し。今回は3/28本日に行なわれた、新海誠監督トークショーの模様をお伝えします。と言っても、思い出せる部分だけ断片的に。お初の内容を特に。
・映画終了後、新海監督登場。その後、お相手のフジテレビ・笠井アナが客席から登場。
・試写会が一回しか無かった。信じられない(笠井アナ)
・ミニシアターランキング2週連続一位。これだけ宣伝費のない、試写会一回しか開けない映画なのに。
・(評価を得られる)自信は・・・自信を持つようでないと長期間の制作はできない。
・Yahoo!で第一話を先行放映したのは、前代未聞。シネマライズのご理解もあった。
・なるべく遠くまで作品を届けたかった。You Tubeでも(笑)
・背景というより、情景。
・(1カットを)一生懸命書いたのに、使われたのが1秒に満たないのが40カットぐらい。
・原画展を開けばいい。パルコで・・・サンダーバード展なんてやってるんだから。
・短く使うカットはあまり描き込んではいない。止めて観るのはやめてほしい(笑)。
・花苗がカブに寄りかかってケータイをいじっているカットは、実際に女子高生にやってもらった写真を元に。そのカットは笠井アナ一押し(笑)。
・電車内のカットはほとんどスタッフが描いた。
・離れた思いが共通テーマ(過去の作品と並べて)
・劇中の人物にすら、後に続く人生を照らす物語でありたい。
・監督は遠距離恋愛の経験があるんじゃ? 「ないですね・・・・・・あ、あった」(新海監督)
・現代の(ケータイとかが普及したことにより、より浮き彫りになった)心の距離感は、遠距離恋愛に通じる。
・「監督はメール打つと、即レス返ってこないと嫌ですか?」「僕は、僕自身も返すの遅いですし・・・」「さすがほしのこえの作家だ」(笑)
・一人称で語る小説がすごく好き。
・第一話は、大人になったタカキ自身と、そのときのタカキの回想が混在して語られている。
・まず脚本ありきの作品づくり。それに合った、それを探すロケハン。
・あの桜並木はどこ? →場所は存在(参宮橋近くに)するけれど、桜自体はない。(雑木林だった)
・桜並木を見ると、アタマの中を(「One more time,One more chance」が)駆けめぐる。病気のように(酷すぎ)
・キスをするところの桜の木は岩舟にはない。→今から植えたら?(笑) モデルの木は代々木公園内に。
・雑誌「ダ・ヴィンチ」内で新海監督自身がノベライズを連載。
・小説家でもないのに、商業誌で書いていいのだろうか?→編集長がゴーサインを(笑)
・偶像を作り上げながらの恋愛。
・昔の思い出を胸に秘め、鬱積する・・・程度の差はあれ、(視聴者と)共有しやすい感情では。
・(アカリと花苗の)裾をつかむ描写がリアル(場内から拍手が!)
・アニメーションとして、背景に重きを置く難しさ。キャラとのバランス、動き。
・通常のアニメだとキャラの顔ありき。でも新海作品は・・・キスのシーンなど目も口も無くなる(笑)。
・背景とキャラ、全てを一つとして、それをアニメーションとして表現。
・ロケットは、日常に寄り添った非日常の象徴として。
・監督自身、ロケットとかSF要素が好き。
・パソコンと宇宙計画とか、人智を尽くした・・・決して手の届かないものが憧れ。
・花苗の涙と、ロケット打ち上げのタイミング・・・アニメならではの描写。
・ロケットが出てきた時点で、いつもの展開になってしまうのでは。30年後にタカキは宇宙に行ってしまうのでは?という話になるんじゃないか、と(笑)
・タカキも花苗も、まったく別の、遠く(のモノ)を見ていた・・・。
・山崎まさよしさんの歌が・・・すごくピッタリ。
・オファーを出して、山崎さんにお会いしたときに「既存の映画の曲をオファーしてくるなんて、勇気あるね」と。ドキッとした。
・最後の踏切のシーン、視線が合うこともなく別れる・・・酷い!(笑)
・(踏切のシーンは)年代によって、感想の否定肯定が違う。
・あのシーンで出会ってしまえば、タカキは前に進めない。・・・不倫に?(笑)
・次回作品は・・・短編は年内に見せられるかも。
・長編は・・・制作期間もあって、覚悟が必要なので、まだ考えていない。今作の感想をかみ砕くので精一杯。
書き出してみると、結構思い出せましたが、密度は高かった。40分ぐらい? 楽しめました。時間が遅かったせいもあり、期待していたサイン会は無し。せっかくCD持って行ったのに(笑)。でも、どうやら4月にもまたイベントやるみたいなのでそちらに期待します。すでに行く気満々な俺(笑)。
ケータイ換えました。ソフトバンク・911T
いや、電池の持ちとかはまだまだ大丈夫だったんですが、気分的に換えたかったので六本木のショップへ行ってサクッと。今までと違い、契約地域の違いで待たされることもなく、しかもあの問題の月賦制で・・・その場で1円も払うことなく機種変終了。気分的には楽だけど、来月からの支払いがビミョー(笑)。
それはさておき、さっそくレビューを。個人的に初のスライド式の端末。意外に使いにくいね(笑)。普通の折りたたみタイプのほうが操作もホールド感も上。ただ、液晶のサイズを考えると・・・これでもいいか、と思ってしまう程度の違和感しかありません。慣れれば何てことはない。操作感はやはり、新機種になればなるほどモッサリ感がつきまとう。ボタンもあまり押しやすいとは言えないし、何よりサーバメールの処理が面倒くさい。俺みたいに大量にメールを処理する人間にとって、手動受信と削除は手間がかかりすぎるし、自動受信は金がかかりすぎる。どうすりゃいいんだ・・・(;´Д`)
まあ不満点はこれぐらいにして。あとは良いところ。期待のワンセグは非常に綺麗。受信もまずまずですし、実用に耐えると言い切れます。録画なんてしないのでそちらは無視。液晶のサイズと解像度が上がったおかげで、メール等も読みやすい。それに加えてPCサイトビューアーもなかなか便利。個人ポータルサイトで大抵の用が済む俺にはもってこいかも。カメラは普通に使えますし、ナビも起動が遅いことを除けば○。ハイスピード対応の通信速度も素晴らしいし、動画再生も綺麗すぎ。それらに加えて、モバイルsuicaの便利さといったら!! もう十二分に満足の端末です。オモチャとしていじりたい人にもうってつけ! オススメですよ!