そんなわけで、某5月30日にI'veのファーストライブ詳細が発表になりました。個人的感想を言わせてもらえれば、やめれ。歓迎できないですよ。理由を箇条書きにしますと・・・
・ なぜ今さら?
・ I've自身、どのポジションにいるのかの自覚の問題
・ 武道館のネームバリューは今もあるのか?
・ 音楽性とエンターテインメントの乖離
一つ目は、時期が本当に「今」でいいのか? KOTOKOさんの成功を勘違いしたビジュアルアーツとジェネオンが暴走したように思えてなりません。KOTOKOさんのヒットは間違いなくKOTOKOさんのポテンシャルによるもので、I'veが主ではないのですよ。I'veの魅力で売るのではなく、現時点ではKOTOKOを始めとした「歌姫」達の引っ張りでライブをするイメージが強いのです。
二つ目。I'veは現在、間違いなくエロゲーソング屋です。この大前提ともいえるものをひっくり返せるだけの立場にはどうしたってなれません。飯島愛という先駆者は確かに存在しますが(笑)、アングラでスタートしている以上、アングラメジャー?な2chみたいな方向性を目指すのが一番良いのではないかと。だから、下手に気張る必要性を感じないのです。
三つ目。武道館はライブ会場としては最低の部類に入ります。唯一とも言えるメリットは「ハコがデカイ」ことだけ。通常のホール会場の3、4倍は余裕で入りますので、需要と供給のバランスを考えた選択なのでしょうか。それでも記事のほうで「ネームバリューを求めて」という部分があり、そこが引っかかるところです。武道館が特別なのは演るほうだけであり、客にとっては何ら良い場所ではないということをはっきりさせておきます。
最後に四つ目。結論を言えば、集まるのはオタだけです(笑)。オタライブに正直I'veは合いません。オタでユーロ&トランスを聴いている人間は皆無であり、I'veを押し出すのは無茶。皆はI've好きではなくて、I'veというちょっとカッコ良さげな(ここ免罪符)アーティストが作ったエロゲーソング好きなんですよ。そういう意味で、音楽性の高さを求めつつもそれを必要としないオタ的盛り上がりも求めるという矛盾が生じてきます。これをどうするのか。
結局、ため息と不安しか出てこないわけですよ。確かに私もオタですが(笑)、ライブにはそれを持ち込みたくないのです。オタライブはまっぴらごめん。どこかビッグサイトででもやっててください、みたいな。I'veの音楽をエロゲーから切り離して聴いてみたい私は、このライブがちょっと恐ろしい。ファンですから聴きにいきますが、はたしてどうなることやら・・・。
と、いろいろ好き勝手殴り書きました。異論反論ありましょうが、ご勘弁ください。