Cat's Brand ~ライブorアルコール~

ライブと酒とその他日常ネタです。

 クローズドβテスト当選&プレイ感想諸々

 前回の日記に書きましたグラナド・エスパダ、見事先行テストプレイ当選しまして、さっそくやってみたわけですよ。ちなみにプレイ期間が三日しかなく、しかもそのうち2日は仕事で家に帰れない状況でした。このへんももうちょっと考慮してくれればありがたかったのですが。そんなわけで、たった6時間程度のプレイでしたが、個人的に気になった点をいくつかピックアップしてみます。


1.グラフィックが個人的に非常に好みである

 プレイ動機のひとつでありましたビジュアル面、想像以上に素晴らしい! ラグナロクオンラインでも結局そちら側から入った経緯もあり、そのへんは個人的に大きなウェイトを占めるのですよ。
 で、どのへんが素晴らしいかというと・・・これはもうキャラクターに尽きるでしょう。造形とデザインが、奇抜さ・オリジナリティーよりも落ち着き重視というか。中世欧州っぽさが中心にあり、それでいて地味かというとそうでもなく。特に女性ウォーロックタンが恐ろしいことになってますっつーかエロい(笑)。胸ばかり取り上げられますけど、実は下半身のほうが。それ以外にも、女性ファイターはお姉様風味でカッコイイし、女性マスケは凛々しいし・・・男性はどうした俺。・・・まあそれはさておき、本当にキャラが自然で、浮いてない。さらに、変に亜人種族を出さなかったのは英断だとも思います。おかげで、街の背景等ともマッチし、しっかりとした「世界」を感じさせてくれてます。いいよいいよ〜。
 反面、異世界を感じさせる面というのは弱いです。相反するところですが、このへんもこれからに期待します。

2.戦闘の小気味良さ

 こういうゲームで一番の肝と個人的に思っている戦闘面ですが、これまた実によろしいのではないでしょうか。バッサバッサと敵を切り伏せる、魔法を叩きつける、そんな感じがよく表現できていました。自キャラ3人体制で、回復などの煩雑な作業も分担でき、まず第一段階は成功といえると思います。今回ぐらいの殲滅力があれば楽しいですね、圧倒的に。
 課題としては、まずAIの改良でしょうか。現在の状況では、行動的にあまりに的確で隙がなさ過ぎます。これは現段階での行動選択肢が少ないこともありますが、将来的には絶対に無理がくるところです。既存ゲームのような命令系コマンド、作戦などの細かなカスタマイズが前提とならなければ、ただの人海戦術的戦闘になってしまうと思います。パーティとして、連携を感じさせる戦い方ができれば。現在の乱戦っぽいのも好みではありますが。
 そしてもうひとつ。目の届かないところでリーダー以外のキャラが戦ってると、管理しきれないのです。キャラカスタマイズがβでは出来ないこともあり、他パーティに混じってしまうともうワケワカラン。乱戦推奨のこのシステム、ある意味一番真新しいのでは?

3.システム周り

 前述の戦闘も含み、煩雑すぎます(笑)。3人も操作しないといけないんですから、キーボード配置も一考の余地があると思いますし。それに、いつも思うんですが、マウスで出来ることが多すぎるバランスは如何なものかと。特にリーダー切り替えはマウスで出来る必要性を感じません。なぜなら乱戦時、いつのまにかスカウトにリーダーが切り替わってること多数。そして全滅(笑)。プレイヤースキルが足りなさ過ぎではありますが、それでもこういうところのストレスがいつしか大きな不満に繋がってきますから。
 個人的な理想としては、やはりキーボード側をすべて片手ブラインドタッチ、要するに、左手なら左手で打てるキーのみを使うシステムであってほしい。せめて戦闘中などの素早い判断が必要な状況では。慣れ、では片付けられない問題です。
 あと、戦利品ドロップの確保はどうなるんでしょう。乱戦(所謂「横殴り」OKの状況)は面白いかもしれませんが、この点は……倒した時点で自動的にアイテム欄に入るほうがいいと思いますが。

4.3人体制

 1プレイヤーでキャラ3人。ダンジョンでも街でも、非常に混雑した感じを受けます。せめて戦闘のないところでは表示は一人とかできませんかね。そして、移動速度の違いも結構ツライ。ファイターで切り込んで、倒し切った後にマスケが到着するとがっくりきます(笑)。それはそれで味がありますから、これはそのままでも良いかもしれません。

5.トータルで見て

 戦闘の幅が広がりそう、この一点だけで素晴らしく魅力的なゲームだと思いました。他のシステムに関してはプラスアルファ的なものが多く、まだまだ洗練されてないなという印象。特にスタンス&スキルが劇的な変化をもたらすものかどうか、今のところは分かりませんでしたね。それらを含めて…十分に期待できる作品であることを確認できました。正直、チャットと戦闘が面白ければ、作品として成功だと思うんですよ。いろんなことが出来すぎで破綻気味のネットゲーも多い中、正しい方向を向いているグラナド・エスパダという作品に、物凄くほっとしました。次がありましたらまた参加したいと思います。