「彼氏彼女の事情」第２１巻（最終巻）

　咲良タン萌え（それか）。いや、とにかく良かった！　長きにわたり続いた物語もこれで完結。最近はますます、捻くれた締めをする物語が増えた中、この作品がいかに突出したモノだったかを証明するような終わり方で大感動。・・・ん〜、ちょっと違うか。感動というより安堵感、余韻よりもきっちりとピースを埋めてきた感が。とにかく大円団であり、過不足なく終わってくれて、ファンとしては嬉しかったですよ。
　さらりと雑感を。とにかく浅葉がおいしいところをすべて持っていきました（笑）。「語られない話」で今までの伏線をまとめつつ、最終話でアレですよ！

「だからわたしがずっとそばにいて　倖せにしてあげますからね」

悶えた（笑）。もう、悶えまくり。その直前の「でも〜」の台詞も良すぎる。詳しくは、単行本読め。それしか言えないよ・・・。

　それ以外にも、すべてのキャラに愛情を注いだ跡がちゃんと分かり、すごい好印象でした。そしてやっぱり雪野の扱いが良い。俺的には、ありとあらゆるメディアでの最高キャラかも知れん。オンナはアホなくらいが可愛い、なんて聞いたことありますがそれゼッタイ違うって。・・・個人的にはヨメにしたい女No.1だ（笑）。

　・・・それにしても、美男美女しか出てこない漫画でしたね。その点だけはちょいとマイナスでしたが、それを補って余りありすぎな、漫画史上に残る名作でした。読んでない方は今からでもぜひ！　雪野の壮絶なる逆転満塁ホームランを体感してください（笑）。