Cat's Brand ~ライブorアルコール~

ライブと酒とその他日常ネタです。

TVドラマ「のだめカンタービレ」第1回視ました。

 黒い期待いっぱいで楽しみにしていたドラマ化でしたが(笑)、ようやく始まりました「のだめ」。原作ファンの視点で感想なぞを。



 〜 前額部を鷲掴みにされるヒロインって 〜


 全体的にはおおむね満足。実によく出来ていると感じました。アニメチックな表現など、上手くやっているなぁと感心しましたよ。実写化するにあたっての最大の懸念事項である「安っぽさ」が逆にコメディコメディしていて良い方に出ている、そんなところも良かった。うん、満足だ。

 基本的には千秋視点で原作と変わらないんだけど、シリアスなシーンに千秋の独白にプラスして、出演陣の演技が加わる。重みが増して、物語としてのメリハリがくっきり。そんなところも素晴らしい! 音楽へのアプローチはちょっとイヤらしい面があるけれど、不自然さがないので悪くは見えない。よく研究してきたなー、と。


 そして何と言っても、上野樹里ののだめが素晴らしすぎる! これ以上の適役はないんじゃないか。上野樹里仲間由紀恵と同じく、ちょっとヘンな役のほうが活きるんだよなぁ。そういう意味でも最高。ヘンな言動を気持ち悪くせずに可愛く見せるのは才能か。ともかくそんなところも原作どおり・・・凌駕してるかも。
 それ以外にも、配役は見事に色物を揃えましたね。シュトレーゼマンはさすがにどうかと思うけど(笑)、あれは日本人じゃないと演技できないからなぁ。


 とりあえず、第2回以降も見てみようかな、と思える出来でした。10年以上ぶりに視ようと思ったドラマなので、楽しみです。