Cat's Brand ~ライブorアルコール~

ライブと酒とその他日常ネタです。

KOTOKO IN YOKOHAMA ARENA 2006 (に行ってきた俺を)レポート

(補足:過去のライブレポその他は左下のリンクを参照)


 ・・・燃え尽きかけから復帰中なので、かなりいい加減なレポになります。ご容赦を。


 12月1日。朝から絶好のお天気で、気分的にも気持ちが良い。しかし今日は金曜日。平日です。そのために…どうもチケットの売れ行きが良くないという話を耳にしました。う〜ん…ガラガラの会場だけはツライです。その点だけが非常に心配…。そんな思いを抱え、グッズ販売ラッシュが落ち着くと思われる午後4時頃、横浜アリーナ到着。

 あれ? なんか…人はいるんだけれど、何かをやっている雰囲気がない。とりあえず特典CDを引き替え、グッズ売り場を探してみるも、会場スタッフのトラメガによる拡声が。

 「開場前グッズ販売は終了しました〜。これから並んでも買えませ〜ん」

 …何? 意味わかんねぇ(°Д°)ハァ? 要するに売り切れってこと? この時点では情報もほとんど無く、あー売り切れ?マジで?? 正直物販をなめまくってたなぁと後悔してたんですが。ふと会場入口周辺を見ると、妙な張り紙が。それによると、物販のとある品物にサンプル版が紛れていたということ。これの確認のために一度引き上げたんだろうなぁという結論に達しました、ライブ終了後に(笑)。

 まあそんなわけで、開場時間まで時間がありましたので、近くのサイゼリアで軽く飯を。受付にも「本日は横浜アリーナでライブがありますので時間を90分に限定〜」って感じの張り紙があり、事実そのとおり、そっち関係の人たちで店内はほぼ埋め尽くされておりました(笑)。いやそれは半分冗談として、今回も参戦のS氏と2人でまったりとしておりました。ライブ前だというのに高揚感も緊張感をありません。まあそれは、今年のライブハウスツアーin盛岡の衝撃があるからなんでしょうけど。


 午後5時過ぎ。ようやく重い腰を上げ再び会場へ。先ほどとは全く違う、某アニメの某氏が放った言葉のような凄い人の群れが入口周辺に集まってました。指定席だから別に急ぐ必要も・・・しかしグッズ販売を再開するような話をスタッフから聞き、そりゃ並ばないとなぁ、と。パンフとタオルは毎回買ってるので、是非今回も。ファンクラブ通販を待つという選択肢は俺にはありません(笑)。

 午後5時半。開場予定時刻になっても一向に開く気配がありません。おいおいこのハコで入場が押すってことは、開演も押すってことじゃないのか!?と不安になりつつも待ちます。さながら通勤ラッシュ時の電車内状態の待機列で。あー、明日のWii発売のときと同じような感じかなー、と全然関係ないことを考える(笑)。

 午後5時45分頃、ようやく開場。最初は2列入場&ロビーまでの入場で、ココはいつもこんな感じなのですかね? 統制が取れていてイイとは思うんですけど、待たされる方にとってはややキツイか。そんなわけでさらに5分ぐらい経って私たちも入場。さっそく物販へ。売り子さんも大量にいたので比較的スムーズに買えましたね。パンフにタオルにロングTにタイピングソフトに手袋に傘。見事にいいお客さんです。横目で見てたCD/DVD販売のほうも、いつもどおりサイン入りポスターをウリに盛況。う〜ん、グッズで稼ぐのは重要ですからねぇ。

 で。買う物買ったし、席へ向かう途中・・・いやー、横浜アリーナってさすが! 飲食物の販売が凄い規模ですね。ただのホールとは違い、スペースのゆとりからか、何でも売ってる印象。いや俺は買わないけど、これなら確かに便利。そういうところから「普段の」ライブとはちょっと違うなぁと思いました。


 席へ移動。アリーナへ入った瞬間、「これは・・・ヤバイ」と思うほどの広さ。張り出しのステージが中央に伸びており、アリーナ席最前列の前に、会場を一周できるように花道が。カタチとしては幕張メッセを彷彿とさせる、浅いすり鉢状のハコですね。正面ステージには超大型のスクリーン、その両脇に2回りほと小さいスクリーンの計3枚。これは大迫力!期待できますね!
 しかし私たちの席は・・・センターC席の、全体的にかなり左寄り。アリーナ席側に激しく近く、目の前に撮影用カメラが設置されているそれはもう凄い席_| ̄|○ 唯一良かったのは、すぐ前が柵であり、見通しは通常の席よりもいいこと。それでもステージを見るというより、目の前のカメラのモニターを見てるといった状況。どうしてこう俺はカメラに近い席にいつもいつも当たるのか!?

 午後6時半。開演予定時刻になってもいまだアリーナ内は収集ついてません(笑)。そりゃそうだ、この規模で入場時間が45分しかないんじゃ無理。予定どおり押しまくりですね。そして周囲を見渡すと・・・うん、ある程度埋まりつつあるなぁ、と。最上階アリーナ席には人を入れていないようですが、それ以外は格好がついたカタチです。この時点で一安心、かなりホッとした自分がいました(笑)。


 午後6時45分頃、いよいよライブスタート!!!



 ステージに3面貼られたスクリーンにOPムービーが流れる。高速道の超早送り映像をMIXしたような感じから・・・Re-sublimity〜地に還る〜421 -a will〜硝子の靡風〜being〜Chercher〜シャルシェ〜月夜の舞踏会〜と順に、ラジオのチューニングが不安定な音って感じでゆらぎを入れて流れる。一度テープが急に止まるような感じで音が切れ、そこで会場大歓声! すぐに羽が流れ・・・ムービーも途切れ、




01.UZU-MAKI (3rd album 「UZU-MAKI」)

 パッと聴いた瞬間、あ、これはニューアルバムの曲なんだなと理解。それと同時に、アルバムが事前に出なかったのを残念がる俺。も、もったいねぇ〜っっ!!! 無茶苦茶イイ曲じゃないですか! 俺はこういうKOTOKOさんの曲が聴きたかったんだよ! 「ぜってーアルバム買う!」という心意気で盛り上がる。周囲の状況は・・・知らない曲じゃあノれないのか貴様らは!?!? 憤慨。
 ステージにはバーナーの炎の揺らめきが。一曲目からハリーが全開! 横田先生(からあげくん)も、タケシくんも、JOYも、フルフルも最高! そしてその中央にKOTOKOさんが、ニューアルバム「UZU-MAKI」ジャケットのイメージ的衣装で、髪もロングで、もう最高!(俺頭悪い)



 俺的最高の導入。ハリーのスネアに併せて、



02.羽 (1st album 「羽 -hane-」)

 1stアルバムから表題曲を。サビの部分の叩きつける表現が素晴らしい! 特に今日は、凄く凄く、KOTOKOさんの声の伸びと張りが素晴らしい!!! 音響もヴォーカル超重視で、やや割れている印象もあったけれどそれでもこの主張はイイ。過去最高にKOTOKOさんの歌声を堪能できる、この時点で素晴らしいライブでしたと総括できる出来。すげぇ・・・この状態で不満なんてありえない。とか思ってたら、途中・・・「〜あなたの影も〜」のところで音がブチ切れ。0.5秒ぐらいあったかな。このトラブルに俺もブチ切れ・・・ってのは嘘ですが、びっくりしたのは事実。DVDにはどう収録されるんだろう・・・。



 曲は一番のみ、すぐに印象的なイントロが・・・



03.Suppuration -core- (single「Re-sublimity」c/w) 前曲の余韻から導入にかけて素晴らしいリズムとタイミング。今までのセットリストではスタート、リスタート的位置でしたが、「羽 -hane-」とセットで今回のはいいねぇ。衣装も雰囲気に合っていて凄く良かった。が、なんといってもこの曲、「あの」ローブ姿と振り付けが脳裏に焼き付いていて・・・それが固定観念となってさっぱり曲がアタマに入ってこないのです。それでも…いつもより妙に艶っぽいKOTOKOさんの声にやられまくりですよ! ホント今日は調子がいいのか、上手くなってるのか。そういう意味で、慣れたこの曲を聴けてよかった。


 特徴的な締めのギターが終わると、大歓声!



(MC)
 「こんばんは、KOTOKOです!!」
 「KOTOKO IN YOKOHAMA ARENAへようこそ!! 今日は最後まで楽しんでってください!」



 一瞬静まりかえり、ハリーの1,2,3,4!から、



04.海豚 (3rd album 「UZU-MAKI」)
 またもや耳にしたことのない曲。音の方向性が1曲目と似ていたので、ニューアルバムからの新曲かな〜、と。厚いギターの音色から、メロディアスな曲がガッツリと。似ている曲は…なんだろ? 「琥珀」を幾重にもしてロックテイストを強めた感じか。音は骨太、しかしとにかくヴォーカル面で難しい印象が強い。音が流れつつ飛ぶ感じで、これを歌いこなしてるKOTOKOさんスゲェ! 「UZU-MAKI」も良かったけど、この曲もいいなぁ。ますますニューアルバムに期待! ・・・しっかし、周りはボケーっとしているなぁ。前々から言ってることだけど、ライブってのは観客もいっしょになって作り上げるものだと思うんですけど。新曲、知らない曲でこそ盛り上がろうとする心意気が欲しいです。そうすりゃ結構さらに楽しくなるよ?



 曲の余韻から歓声に。



(MC)
「ありがとうございます!」
「改めまして、こんばんはKOTOKOです!!」
「本当に今日はこんな大勢の方、集まってくださってありがとうございます!!!」

「もうね、横浜アリーナと聞いてですね、いったい私に出来るんだろうか?とかなり、決まったときから不安でいっぱいだったんですけど、ほんとにこうやって今日ここでみんなと会えて、本当にうれしいです!」

「今日はですね、最新・・・ニューアルバムから、そして私の歴史を語れるような古い曲から、全て網羅した感じで演りたいと思っておりますので、最後まで楽しんでってください!!!」

「さっそく1曲目から、アルバムのタイトル曲“UZU-MAKI”、そして今演ったのは3rd albumから“海豚”、お届けしました」

「ほんとにね、ここまで来るのがこんなにすごく早くていいんだろうか? ホントにこんなに幸せにしてもらっていいんだろうか?というスピードでここまで来させていただいたんですけれども」

「2004年、メジャーデビューさせていだきまして、“羽 -hane-” そこから知ってくれた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか」
「ツアーもね、その時期から始めましたけれども、何度かやってるんですけどね、なかなかね、全て皆さんにお届けすることができずにいて、今日はですね、そんな曲も何曲か選んできてます」 ここで歓声が!

「さっそくですが、1st albumより聴いてください。“カナリヤ”」




05.カナリヤ - SORMA No.3 Re-mix -(1st album「羽 -hane-」)

 これを生で演るなんて・・・04年夏の1stライブで聴けなかったときは妙に納得していたですが、ようやく「出来る」ようになったんですね。やはりこの3年間、KOTOKOさんが得られた経験、自信は限りなく大きなモノだったということを証明してるかのような・・・そんな歌いっぷりでした。序盤の呟きから、中盤ガツンと・・・叫びにも似た強烈な声で来る! 魂に響く歌声が最高。これを至福と言わずして何と言う? イントロのシンセも背筋がゾクッとするほど良かった!



 続けて、



06.硝子の靡風(2nd album「硝子の靡風」)

 世界観という意味では他の追随を許さない、物語性が強い名曲中の名曲。オリジナルだからこそできた、KOTOKOさんメジャーデビュー後の象徴的1曲ではないでしょうか。それだけに・・・ライブではやや浮き気味なのですが(笑)、それでもこの存在感はスゲェ。優しくも物悲しい・・・妙にしみじみと聴き入ってしまいました。ただ・・・「カナリヤ」でのダメージが残ってたのか、高音部でちょいと苦しい部分がほんの少しだけありましたねKOTOKOさん(笑)。それを補って余りある、地に足のついたライブとなる予感を与えてくれた1曲でした。




(MC)
「どうもありがとうございました〜」
「1st albumより“カナリヤ”、そして2nd albumからは、タイトル曲の“硝子の靡風”歌いました」

「2004年、“羽”でデビューしておりますけどね、実は私の歴史はもっと前からありまして・・・2000年の時点でゲームの主題歌を歌わせていただいて、歌い手としてはデビューさせていただいてます」

「かれこれ、ですから・・・6年ぐらいですね、お仕事させていただいております」
「その間ですね、I've soundというところにね、最初から所属しておりましておりましてですね、ゲームの主題歌だったり、オリジナル、それからアニメソングとかね、たくさんの楽曲、とっても素晴らしい曲をいただいて、素敵なアレンジで・・・ホントにね、すごくこう・・・成長させていただいた、という6年間だったなーと思います」

「こんなステージに立って、歌を歌えるなんて・・・6年前の私には想像もつかなかったことなので、ホントにね、ここまで連れてきたすべての人に感謝したいと思います。本当にありがとうございます!」

「2000年にデビューしたという話、しましたけど・・・この曲無くしては今の私は語れないという、私の本当のデビュー曲聴いてください。“Close to me…”」



07.Close to me… (album「I've Girl's Compilation 05“OUT FLOW”」/裸足少女「effect 〜悪魔の仔〜」)

 イントロで悶絶。オリジナルをほぼリアルタイムで聴いてた俺としては、あのイントロだけで涙が。武道館ライブで怜奈さんがMixed up ver.を歌ってましたが、オリジナルはオリジナルで良い! ハリーのドラムとシンセのタイミングも今回はバッチリだ!(笑) そして何より…KOTOKOさんの歌声が妙に艶っぽい。表現力が上がったと捉えるのが普通なのでしょうが、今回の会場のMICバランスが良いってことも影響してると思います。過去のライブやCDなどではどうも、I'veの特性とも言える…埋没気味なヴォーカルの印象が強かったのですが、今回のは良い。前面に押し出されていて、しかもくどくない。いつもこれくらいでお願いしますよ〜。


歌が終わり、KOTOKOさんが袖に消え…




余韻を残す静寂の後、綺麗なシンセの音色が…



08.赤い玉、青い玉(2nd album「硝子の靡風」)

 イントロがループで続く・・・不思議と心地よい。夢心地です・・・。(しかし観客のクラップはいただけないねぇ。どうしてこう、空気を読めねぇ客が(;´Д`)) そして衣装替えを終えたKOTOKOさんが再び登場! 純白のドレスで、すわ花嫁か!とか思ったのは俺(笑)。結k(中略)
 あまりに優しく綺麗な、悲壮感を感じさせない表現で歌われるのは葬送曲。とにかく優しさがたまらない! この曲あたりが「聴けている」か「聴けていない」かでファン度が分かりますね。少しだけでも想いを込めて聴けば、ますます楽しめると思いますよ。ぜひアルバム聴き直しをオススメします。しっかし、“カナリヤ”といいこの曲といい、もうココ以外の何処で演るの?という曲が聴けて凄い幸せ!


「どうもありがとうございました」 拍手の渦が!!


(MC)
「2nd albumより“赤い玉、青い玉” こちらの曲もライブでは初披露となりました。いかがだったでしょうか?」

「なかなかね、ここまでスローテンポなナンバーは演ることがなかったので・・・今回、この曲、私大好きな曲なので、皆さんの前で歌うことができて、ホントに嬉しく思います」

「ライブと言えば! 今年は、たぶんここにいる皆さんは来てくれたんじゃないかなと思いますが」
「夏の全国縦断ライブツアーということで・・・ありがとうございます!」
「北は北海道から、南はね鹿児島まで、全国21箇所、ホントにね、たくさんの皆さんにお会いできてとってもとっても楽しかったです!」

「皆さんのお顔が、とてもいい笑顔をしていらっしゃって、私もね、すごくパワーとか幸せとかをたくさんいただいて、元気に札幌に戻ったわけなんですけども」

「今年はね、その前にも2つほど大きなライブを行なってます」
「海外のライブということで、アメリカはテキサス、カナダはトロントというところで2回ほど海外ライブを行なうことができました」

「そういう機会を与えていただいて、ホントにねありがたいなーという思いとですね、言葉の分からない方の前で歌うという機会があり、そのときに、にもかかわらず歌に聴き入ってくれたりとか、日本で出会った皆さんと同じような素敵な笑顔をくださったりというか」

「こんな・・・私の拙い歌というか、微力ながらもですね、私の歌で・・・なにかこう世界がつながったりとか、ひとつでも幸せが生まれたりとかするのかなという希望を持たせていただくことができました」

「そんな思いを一生懸命込めてつくった曲がありますので、聴いていただきたいと思います。“地に還る”」



09.地に還る(KOTOKO -HANE- TOUR 2004 LIMITED CD)

 オリジナルは初めてか!? と思ったら2004年冬に演ってましたね。一点に向かって伸びる歌声が印象的な一曲。過去に演ったものに比べて、肩の力が抜けたというか、余分な力みが無くなって、それが安心感や開放感に繋がっていると思いました。様々なものを抱えつつも、それを緩やかに落ち着いて消化昇華していくその過程に、この曲は慈愛を持って見守ってくれている感じがします。いつのまにか目を閉じて聴き入る自分が。


 ステージは暗転。KOTOKOさんは再び舞台袖へ。スクリーンには星空のような細かい光を散りばめた絵が。虫たちの鳴き声が聞こえる夜の暗闇を思い出させるあの導入部分・・・そして鐘の音が!




10.月夜の舞踏会 (single「Chercher 〜シャルシェ〜」c/w)

 ハリーの1,2,3!から(ここは微妙に合ってなかったですね)、ドラム・ベースが印象的なイントロが。ステージ中央にはPVにも出ていたピエロ3人が微動だにせず(笑)。そして3度目衣装替えのKOTOKOさん登場! 水色をベースとしたドレス「っぽい」衣装で、これまた可愛い! この曲は、もう歌というより舞台といった感じで・・・おもちゃ箱をひっくり返したようなイメージ。ピエロの3人はいろんな芸を見せるし、着ぐるみダンサーズが会場中を走り回り、ピエロのひとりが最後、ステージ最上段でイス3つ積んでその上で逆立ちしてるし(笑)。正直、曲の感想が出てきません(笑)。



(MC)
「どうもありがとうございま〜す! ありがとうございました!」
「可愛い大道芸人さんたちもいっしょにね、“月夜の舞踏会”お届けしました!」

「この曲はですね、最新の、ニューシングル“Chercher 〜シャルシェ〜”のカップリングということで、聴いてくれてる方多いと思うんですけど」

ドワンゴさんのCMソングとしても使われていて、それにニューアルバム“UZU-MAKI”のPVということで、テレビで見たよって方もきっといるよね?」

「私まだ見てないんだけども(笑)」

「アルバム! さっきアタマでも2曲ほどやりました。ちょっとダークな曲だったんで、次のアルバムはダーク路線なんだろうか?と考えてる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・そんなことはないんです」

「“月夜の舞踏会”とか、明るい曲とか、泣ける曲とか、結構バラエティに富んだ感じになっております」
「12月13日に発売になりますよ?」
「まだ予約してない方は・・・」 セールストーク万歳!(笑)
「よかったら聴いてください!」

「今やった“月夜の舞踏会”、私が作詞なのはもちろんなんですけど、作曲が高瀬一矢さん、そしてアレンジが中沢伴行さんということで、3人でつくった感じの楽曲になってまして」

「これは結構珍しいパターンというか、混ぜ混ぜなことはあるんですけど、きちんと3分割されたというのは結構珍しくてですね」

「それぞれが別々に作業してたんです。打ち合わせとかあんまりしないで。で、出来てきたら・・・これはもしかして一つの絵を見ながら書いたんじゃないかな?っていうくらい、すごく世界観が一致した曲になっていてですね」

「これは私が2000年にI'veに入ってからというものもね、ずっと仲良く・・・バカみたいな話もしながらね、やってきた仲間だからこそ出来た曲なんじゃないかなー、と」

「振り返ってみるとね、私の曲、150曲近くになるんですよ」
「大ベテランのような曲数で・・・、短期間でこんなに曲を歌わせていただけてとっても嬉しいんですけど、自分で作曲作詞している曲以外にも、高瀬さん中沢さんに書いていただいた曲、ホントにイイ曲が多くて」

「みんなもきっと好きな曲・・・あるよね?」
「私もすっごい好きな曲いっぱいあって、ライブのたびに、どれをやろうかって凄く迷っちゃうんですけどね」

「今回もやっぱり、私の歴史を語れるような曲を選びたいと思って挙げてみると、50曲ぐらいになっちゃんですよ」 全部やってくださいおねがいします(笑)

「これは無理だなーと、涙を飲んで削っていく作業をいつもしてるんですけど」

「次の曲も、初めてライブで演れることになった曲です。私も大好きな曲です! 聴いてください!“同じ空の下で”」




11.同じ空の下で(D.O「家族計画」)

 俺、血管ブチ切れるほど絶叫。イントロでのハリーのドラムに背筋がゾクゾクきましたよ! 今回のライブでの最大瞬間歓声を記録した一曲です。各地でもやはりこの曲の神っぷりを称えるコメントが多い模様で。とにかく!今回のライブはこれを演るためにセッティングされたといってもおかしくない、それだけの待望の名曲でした。歌も演奏も完璧すぎて・・・さすがに目が潤んでしまいました。俺泣きそう。その中でもハリー最高! ハリー最高!! どれだけ格好良ければ気が済むんだ!

 『問いかけて 見上げる一瞬に 決してそう ひとりじゃない夢があった』
 『辿り着く  君と夢と未来  決してそう ひとりじゃない愛があるよ』

 この横浜アリーナライブに、ホントにピッタリじゃないでしょうか。


「どうもありがとう!」

(MC)
「ホントうれしいです! 私の曲、みんな知っててくださって、一緒に手拍子くださってね・・・ホントにうれしいです、どうもありがとうございます!!」

「今の曲はね、高瀬一矢さん作曲ということでね、私のわりと・・・古いんですけど、代表曲のひとつなんじゃないかなと思える曲なんですが」

「他にもね、代表曲、あるんだけど?」
「高瀬さん、中沢さん、ともう一人。・・・なんか歌ってないですよね?」
「今日は! なんと応援に駆け付けてくれてます! C.G mix!!」 場内大歓声!

相変わらず爽やかにC.G mix兄さん登場!


「mix兄さんです!」
「どうですか、凄いですねお客さん!」

C.G mix「凄いですね! みなさんこんばんは!」爽やかだ・・・。

「圧倒されちゃいそうなかんじで、ホントうれしいですよね」

C.G mix「みんなKOTOKOちゃんを見に・・・」
「いやいや、そんなそんなそんな」 いやそのとおりなんですけど(笑)。


「あの、mix兄さんとね、結構一緒に曲ね・・・」
C.G mix「(呼び方は)“mix兄さん”なんですね?」
C.G mixさん?」
C.G mix「いや好きに呼んでください(笑)」


「あの〜、みなさんご存じな感じの“Face of Fact”とか、十八番ですよね?」
「今度いっしょに踊りませんか?」
C.G mix「あ・・・考えときます(笑)」

「ね、そんな格好いい曲から・・・たぶんみんな大好き、キュンキュンとかね?」
C.G mix「僕がキュンキュンってのはありえないです」

C.G mix「けど、いろんな曲を実験体験できるので、こっちは楽しくやってます」
「ゲームの主題歌って楽しいですよね!」
C.G mix「あ、こんな曲も書けるんだ!っていう」

「最初はね、苦手だな〜なんて言いながら」
「作るとき、デモをいただくんで、こんな感じ?って」
C.G mix「ちょっと、一瞬ひきますけどね」 爆笑。

「自分の中に無いモノだったりすると」
C.G mix「引き受けた以上、カタチになるとうれしい」

「出来上がりが、さらに! デモ曲よりオリジナリティがあって、私も大好きなんですけど」
「バラエティに富んだ曲を一緒にね、他にも爽やか系とか・・・ホントに幅広く、ありがとうございます」

「ホントにたくさん楽曲いただいて、どんどん歌える曲増えていくんですけど」
「せっかくmix兄さん一緒に乗ってくれますから、mix兄さんのつくった曲歌っちゃおうと思います!」


キーボードピアノのイントロから、


12.Chercher 〜シャルシェ〜 (single「Chercher 〜シャルシェ〜」/「マリア様がみてる」OAV EDテーマ)

 まさかこの曲からくるとは夢にも思わず、撃沈気味に。そしてやっぱりメチャメチャ可愛い曲だ(笑)。可愛い曲なのに、妙にノリが良いため、会場内が凄いことになってる(笑)。掛け声もありえないくらい野太い!(笑)そして・・・何と言ってもKOTOKOさんが歌以外関与してないI've曲。貴重度は最大、もうイベントライブ以外では聴けないかもしれませんよ?


「ありがとう」




13.秋爽 (single「421 -a wi)ll-」c/w)

 この曲も、ここで演らなきゃ〜って感じではありました。演ったのは予想の範囲内でしたが・・・予想外にも盛り上がる曲でしたね。曲調としては戯画のアクション作品OPっぽい曲ですから、当たり前といえば当たり前なのですが。発売時はそれが仇となって結構酷評されてましたからね。それを考えると、このライブのためにあった曲なのかな、と思います。ライブではバッチリ、中盤の土台となってくれました。


「どうもありがとうございました!C.G mixでした!!」 C.G mix兄さん退場〜


(MC)
「格好いい・・・ですね。すごくおしゃれな方でね、結構・・・服を買ってる店とかも被ったりなんか」
「小柄なので、結構ユニセックスな感じの服を着ていたりとかしていて。私も行ってる同じ店で買って着れちゃう・・・スリムでいいなー」

「私も・・・スリムになった・・・よね?」

「夏のツアーの大阪だったでしょうか? だいぶ体重がね・・・増えちゃったので」
「横アリまでには5kg減らしてきますと言ったんですけど・・・減った〜っ!!!」
「どうですか? がんばっちゃいましたよ!」
「がんばったおかげで、少しスリムな衣装も着せていただけるように・・・」

「ちなみに、これも私がデザインして、衣装さんが一生懸命夜なべをして、ワガママな私のお願いをカタチにしてくれた衣装なんですけどね」

「ありがとうございます!」

「今やった曲・・・知ってる・・・知らない人!」
「最新のニューシングル“Chercher 〜シャルシェ〜”、それから去年の秋に出たシングルのカップリング“秋爽”なんですけど」

「“Chercher 〜シャルシェ〜”もね、アニメの主題歌なんですよね。“マリア様がみてる”という、ね、アニメソング、EDテーマなんですよ」 各所から“お姉様〜”と(笑)。

「なので、マリア様からだ、っていう人はいるのかな?」

「アニメソング、最近はけっこう頻繁に担当させていただいておりますけども」
「一番最初のアニメソングといったら、なんといっても!」
「ここからきっと私のことを知ってくれて、今まで応援してくださってる方もたぶんたくさんいらっしゃるんじゃないかな、と思っております」

「“おねがい☆ティーチャー”なんですけど、今日は『Shooting Star』じゃないのを歌っちゃうようにしました」

「最終回のEDに使われました、挿入歌を歌います。“LOVE A RIDDLE”」




14.LOVE A RIDDLE (おねてぃimage song LOVE A RIDDLE「おねがい☆ティーチャー」)

 この曲の思い出思い入れについては他のかたにお任せ。俺が語るのは不適だ。「おねがい☆ティーチャー」を見たことのない俺としては、もうそれは単純にI've曲のひとつとして、Shooting Starよりは個人的に馴染み深いです。まあもっと馴染み深いのはSnow Angleだけどな!(笑)



「ありがとうございました!」

「じゃあそろそろみんなの元気見せてね!!」「OK?」

Hey! Hey! Hey! の掛け声を「アリーナ?」「右も!」「後ろ?」「左も!」「もっともっと元気に!!」

「そのまま続けてね! いっしょに盛り上がるよ!」

「いっくよ〜!! “being”!!!!」




15.being (single「being」/「灼眼のシャナ」OPテーマ)

 このノリでこの曲で・・・とにかく凄い! 何が凄いって、何の曲だっけ?って始まってから1分ぐらいしてからやっと気づいたってぐらい飛び跳ねて記憶がもグチャグチャ(ぉぃ)。やはりイントロからの「高鳴る鼓動〜」のくだりが無いとビックリしますね。ライブハウスツアーでも演りましたけど恐ろしく盛り上がる曲で、しかも息つく暇がない! ハリーのドラムはますます輝くし、ギターもベースも最高! 演奏と歌声のバランスが素晴らしい! 感動!、と同時に体力はみるみる低下していきます。ここで無理をした結果、俺は死地を彷徨うことになるわけですが(;´Д`)



 KOTOKOさん三たび舞台袖へ消え・・・印象的な電子音的イントロが!




16.Abyss (album「I've Girl's Compilation 06“COLLECTIVE”」/13cm「ラストオーダー」)

 曲感想の前にこれだけは言わせてください。KOTOKOさんの衣装エロすぎ(笑)。赤を基調としたラメっぽい素材の、ノースリーブにミニスカ! 思わず「エロいっっ!!!」と叫んでしまいましたよ(笑)。そしてこの曲自体エロすぎ。つまり二重にエロい。とにかくエロい。エロ可愛いなんてそんな生易しいものじゃなかったですよ!? まあもちろんそれは、曲をよく理解している人間のみが持て余す感情なわけですが。
 そしてKOTOKOさんの声がここでも良く伸びる。会場中に艶めかしいままに響き渡るあの状況、かなりのカオスっぷりが気持ちよかった!



 雰囲気をそのまま残しつつ・・・




17.Face of Fact (album「I've Girl's Compilation 04“LAMENT”」/戯画「BALDR FORCE」)

 これまたオリジナル版の、イントロの長いヴァージョンでした。前曲からのつなぎは絶品! ダークさを余計に引き立てます。ダンサーさんも際だつ、あのイントロがいいですよね。盛り上がる部分と静けさに包まれる部分とのメリハリも、飛ぶ人にとってはありがたい(笑)。しかしこの状況でこの後いったい何が来るのか分からないまま、ここで体力を使い果たしてもいいんだろうか・・・。


 歌は終わるけど、曲はそのままBメロだけ続き、

「さあまだまだいくよ!!」

「元気はいいかい?」

「盛り上がってくれる?」

「・・・それじゃ、私の代表曲だよ!聴いてね!」


メロディが変化し、



18.Re-sublimity (single「Re-sublimity」/「神無月の巫女」OPテーマ)

 ち、窒息しそうだ・・・。ここにきて凄い追い込み! もはやおなじみ、聴くというよりむしろ飛ぶ!(笑)正直書くことがありません。いつもどおり感動して・・・あの難しいテンポの曲を完璧に歌いこなすその実力はもはや疑う余地がありません。ヴォーカルが前面に出てきて、今回は演奏に注目できなかったのが悔やまれます。席が遠かったこともあるけど。


「Thank You!!」

「熱いねみんな! みんなサイコーっ! ありがとう!!」

「中盤戦、かなりダンサブルなナンバー続けて聴いてもらいました」
「ダンサーのみんなも格好良かったけども・・・私どうだった?」可愛く聞くKOTOKOさん萌え(笑)

「もっともっとホントはね、全曲踊れたらいいんですけど・・・そんなことしたら3曲ぐらいで終わっちゃいそうなんだけど(笑)」

「でもがんばりました! ありがとうございます!」

「ダンサーの2人も格好良かったんだけど、バンドも今回格好いいよね!」

「これまで最高に格好いい、クールな演奏をしてくれてるバンドメンバーを紹介します!」



「ドラムス・ハリー吉田!」 ハリーッッっっっ!!!!!!

ハリー「みんな元気かーっ! 会いたかったぜーっっっ!!!!!」 ウオーッ!!!!


「支えるところは支えて、そしてキメるところはキメて! 格好いいドラマー、ハリー吉田っ!!」
「この人がいるから、KOTOKO BANDはね固まってる感じですよ!」



「そしてですね・・・キーボード&マニピュレーター・Hurushima Tomohisa!」 フルフルコールが巻き起こる!

「トモピーにしようっていったんだけど、あんまり根付いてないので」

「今日見ていだたいて・・・すごいスリムな彼なんですけど・・・寝ずの作業で痩せちゃったってことはないですよね? 元々?」

フルフル「ちょっと痩せたかもしれない」

「このライブの準備、フルフルの作業が凄く多いんですけど・・・」



「そして・・・onベース・Yokota Akira!」 案の定からあげコールはバラバラ(笑)。

横田先生「ちょっと待ってちょっと待って! やっぱりバラバラ!(笑)」

横田先生「今日もいっちゃっていいですか?」
    「来たぜ横浜アリーナ!」
    「盛り上がってる〜?」
    「イェ〜!」
    「イェ〜ェエ!」
    「イェ〜〜〜ェエ!」
    「イェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ェエ!!!」



「そして・・・ギター・Ozaki Takeshi!」 相変わらずはだかコールが。

タケシくん「ハダカキャラは飽きた!」
     「・・・横田さんの後、ヤなんだよね(笑)」
     「じゃ、最後までよろしくね!」

「今回も大活躍のギターなんですけどね、“UZU-MAKI”楽しみにしていてください! タケシくんのギタービンビンですから!」
「さっき聴いていただいた“海豚”なんかは、タケシくんが中心となってアレンジしてくれた曲なんですよ」

「アルバムのほうも楽しみにしてください!」



「そして・・・久々、この方! 覚えている人いるかな? ギター・Joy Basu!」 硝子の靡風ツアー以来ですね!

「are you enjoy?」
Joy「Yes! イイカンジー!」
「サシミー! シャブシャブ! サケー!!」ギター弾きながら、なんじゃそりゃって感じだ(笑)。

「ホント・・・Joyね、毎日、朝昼晩とお刺身食べますからね」
「あと、わさび好きだよね!」




「そして・・・ヴォーカルはKOTOKOです!!!」 大歓声!

「凄いよね! 広いんだけど・・・広いって感じがしない!」
「私の心の中まであったかくなりました! みんなはどうですか?」


「今日から12月1日ということで、冬、ですよね!」
「私、あんまりね、冬が好きじゃないんですけどもね、今年はみんなとこうやって会えるので、メッチャ楽しい冬です!!」

「北国出身の私なんですけどもね、なかなか冬が好きになれなくてね、あんまり冬の歌っていうのがなくって、数えるほどしかないんですけど」

「その中でも、冬のあったかさを表現した曲をつくりたいな、と思って書いた曲があります。聴いてください、“雪華の神話”!」



19.雪華の神話 (single「being」c/w)

 「冬」にかけて何かくるだろうな、と思っていたけど、これがくるとは予想外! ライブの、ハリーのドラムで生き返る曲ってイメージが強かったのですがまさにそのとおり! グルーブ感が前面に強く出て、実に気持ちいい! 「雪」のイメージはここ東京では分かりづらいけれど・・・ホントは意外に暖かいものなんですよね。正確には柔らかい寒さ、というか。そのイメージが良く出ている、ライブで見直せた曲となりました。

「ほんっとに本当に今日は、とっても幸せです!ありがとう!」

「また来年も、みんなといっしょに幸せをつくりたいです!」

「メリークリスマス! & ハッピーニューイヤー!!」




KOTOKOさんとバンドメンバー、舞台袖へ。




 照明は落ちるが、スクリーンの映像は止まらない・・・。おどろおどろしい映像と、心臓が拍動する音がだんだん速くなっていき・・・・・・最後にモノクロのKOTOKOさんの顔がスクリーンに。閉じた目が開くと、そこに鮮血が飛び散る!!

 映像が消え、会場中にアラームの音が響き渡る。ドラムのスネアの音が印象的に流れ・・・暗いステージ上に人影が!



 ドラムが響き渡り、照明がステージを照らす! ・・・。・・・・・・。ひねりようがなく、どうしようもないくらい高瀬一矢氏が

「オマエら! 我々はouterデス!!」

・・・よく考えると日本語おかしくね?(笑)しかもちょっと道弁入ってね? 

しかし、ガツンとロックっぽく(ぉぃ)、



20.L.A.M -laze and meditation- (BLUE GALE「懲らしめ 〜狂育的指導〜」)

 ゲストであるouterの存在を本気ですっかり忘れていた俺。あまりに素晴らしいライブだったので・・・。つーわけで、完全に俺内部でリセットがかかり、ここからはライブハウスモードだ! いやー、これ、小さめのライブハウスで聴きたかった! もったいない! ホールがでかすぎるので、どうしても迫力不足。それでも黒のボンテージ風衣装にグラサンをしたKOTOKOさん謎の女性ヴォーカルは可愛かった(笑)。



21.Dirty Boots (album「diRTY GiFT」)

 こちらは超有名「diRTY GiFT」から。時折アグレッシブな中にも華麗さも見せるハリーのドラムとはまた違い、ゲストメンバー八木さんのドラムはドッカンドッカンときますね! タケシくんのギターはやっぱこっちが本職と言わんがばかりだし、板垣さんベースもまた良い! 中沢氏は、まあいつもどおりか(笑)。・・・高瀬氏が一番目立ってなかったような(笑)。


高瀬氏「Hey! オマエら!」

KOTOKOさん謎の女性ヴォーカル「キュンキュンいってんじゃねーぞ!」 腹抱えて笑った。

「オマエらの魂見せてくれよ!!!!」



22.Leave me hell alone (13cm「DEVOTE2 〜いけない放課後〜」)

 曲のアタマで爆薬がドーンと。かなりいいタイミングで鳴ったのでビックリ! こういった演出大好きですから!
 曲については一言。ハイスタだなぁ、と(笑)。へんな意味でしみじみ思ってしまいましたよ! タケシくんは元COWPOKESですし、当たり前っちゃ当たり前なんですが。でも凄くいい曲! これもまたやはりライブハウスでお願いしたいです。いつかあるんでしょうか?




「Thank you!」



 非常に、ロッカーらしい終わりかたであっさり退場。マイク投げればさらによかったのに(笑)。









 ・・・って、これでトータルとして終わり!?!? あまりに突然の、紛らわしい締めでボー然。アンコールも微妙にまばらに(笑)。KOTOKOさんも一回出てきて、それから締めるのだとばかり思っていたので・・・アンコール参加がかなり後半になってしまいました。




 アンコール5分ほどで、バンドメンバー再登場! そして、



“I wanna be your princess.”

“I wanna be your princess.”

“Tell me my prince what can I do for you?”


電子音風コーラス部分だけ会場に流れ・・・



「どうもありがとう〜っ!!!」

「さあ、もりあがっていくよ〜〜〜!!!」



23(encore01). Princess Bride! (130cm「プリンセスブライド!」)

 会場最後方、センター席とアリーナ席の間の通路から、ベルのような衣装を身に纏ったKOTOKOさん登場!! 最初当然のように見失ってました(笑)。そのまま中央花道へ、センター席を突っ切って移動。ああ・・・いつもなら良い席じゃなくてもそういうので恩恵を預かる席に座ってる俺なのに! 今回は運がありませんでしたね。
 それにしても・・・この曲、ファンクラブイベント以来ですが、ハリーと横田先生が神がかってるというか(笑)。生で演るにはあまりにあまりな曲ではないでしょうか? 凄いよ! 歌えるKOTOKOさんも凄いけど。この曲、2番目の純白ドレスで演ってほしかったなぁ。



「みなさんアンコールありがとうございます!!」


「なんか・・・outerさんがおっかないこと言ってたけど」(笑)
「・・・ここからはキュンキュンコーナーだよ!?」
「みんな(・∀・)キュンキュンしてくれるかな??」

「思いっきり騒いじゃってね! よろしくっ♪」 さきほどのアレの反動か!?(笑)


「・・・なんか、この衣装、私もちょっと照れるんですけど」
「この2人のほうが照れてる! ダンサー紹介しましょう! ナナちゃんマナちゃん!!」


 ダンサーさん、メイド服・・・というよりあれアンミラ!?(笑)そんな服で照れながら登場。

「かわいい〜、萌え〜」

「私もかなりヤバイような気もしますけど・・・まあ今日はお祭りだからいいよね?」
「もうね、こんな衣装着ちゃってるから、存分にやっちゃおうかな??」


「みんなも付き合ってください!」

「それじゃ、いっちゃうよ? “きゅるるんKissでジャンボ♪♪”!」



24(encore02).きゅるるんKissでジャンボ♪♪ (戯画「カラフルハート」)

 こっちか!?!? と思った人は多数いたと思われます。こちらは一度演ってますからね・・・。まあそれでも会場中ピンクの渦に叩き込む曲であるのは間違いない(笑)。

「ねえねえ 私のこと 好き?嫌い? 横アリのみんながCHU!してくれなきゃ こんな切ない気持ち我慢できないよ〜♪」

yabai! yabasugi!! どうしろとっ!?(笑) コールも中途半端に合っているのが笑った。コール表とか邪道、やはりこうやってだんだんと意思統一されていくほうが楽しいね。



「ありがとう!!」

「みんな掛け声完璧だねっ!」 笑う。


「あの・・・この曲は一度ライブで演ったことあって・・・・・・ある曲の姉妹曲なんですね!」
「お姉さんの曲、演ってませんね? 初めて演ります! 聴いてください一緒におどるよ??」

さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜!!!!」 今日2番目の大歓声!



25(encore03).さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜 (戯画「さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜」)

 KOTOKOさんは本気で俺らを萌え殺す気だっ!!!(笑) もう何が何だか分からないけど、掛け声やら飛び跳ねやらオタ芸やら、もう最高の意味で大混乱! おかしいよっ! 絶対おかしい! 訳わかんないよ! 俺そんなにキュンキュン好きじゃないぞ? 説得力がありませんが、楽しければいいのです! 演奏もわかんないよっ!! 素晴らしすぎるのだけ事実。うわ〜ん、こんなの確かにアンコールでしかできないよ!(笑)



・・・いつのまにか曲は終わり・・・



「どうもありがとーっ! ありがとうございます!」

「この曲をね・・・ライブで演ることになろうとは。・・・ねっ、タケシくん?」一番振られたくない曲とタイミングで振られるタケシくんは完全シカト(笑)

「mix兄さんも言ってたんですけど、なんか・・・新境地が開けた感じ?」
「最初はね、こんなに人気が出るとは思いもよらなかったんですが」
「みんながこの曲を愛してくれて、わたしはとってもうれしいです!」

「機会があればね、またこういった曲も発表していきたいなと思います」
「outer好きの方もついてきてくださいね(笑)」

「私の曲調はけっこう幅が広くてですね・・・あっ!outerさんは別だけど。別人だった・・・(笑)」

「海豚みたいな曲とかUZU-MAKIみたいな曲があって、そしてさくらんぼキッスがある」
「そんなのが私だな、と思うので、これからも末永くよろしくお願いします!!」


「もうね、ホントに、たくさん曲数演ってるだけど、あっという間で」 すでにブーイングが。
「もうすぐ終わっちゃうのかな、と思うと凄く寂しいけど・・・もう一盛り上がりしましょう!!」

「じゃあさー、十分元気なんだけど・・・これは付き物なんで・・・元気砲ある?」

裏手から手渡される巨大な水鉄砲。

「えーとですね、いかんせん、ここでやるといろんな問題が発生するので、水は出ないんですが!」
「出ないんだけど、気持ちだけ!!」

「いくよ〜っ!!! とどけ〜っ! バキュンバキュンバキュン!!!」擬音を口にするKOTOKOさん萌え(笑)。


「・・・届いた? ありがとう! ・・・今度また、水びっちゃりかかっても大丈夫なライブハウスツアーもやろうとおもいますので、そのときはぜひとも防水対策をしてきてください!」

「前回のツアーで、一番前の人、結構被害が・・・(笑) 結構ね大変なことになっていたんですけど」
 右目に直撃くらって仰け反った俺(笑)。

「それに懲りずね、またライブハウスツアーなんかも来年、やれたらいいなと思ってますので、ぜひ来てください!」 絶対行きます!


「それじゃ、コレが出てきたっていうことは、あの曲かな? “Short Circuit”!!!」



26(encore04).Short Circuit(album「SHORT CIRCUIT」)

 歌の開始とともに、ステージ各地に散らばるメンバーたち! 俺のすぐそばには横田先生がっ!! これがもうラストなのかと思うと・・・もう何もかまわず、本能にまかせて楽しむのみ! 横田先生に!そしてその後近くにきたJoyに手を振る! 振りまくる! 曲に乗ってのってのって・・・

「みんなどうもありがとう!」

「もうみんな大好きだよっ!」

「よし、じゃあここでキメルよ! せーの!」 最後にみんなでジャンプで締め!


KOTOKOさんとメンバーが再び舞台袖へ。




・・・え? ひょっとしてこのタイミングだとWアンコールですか!? 予想外だった! そういうわけで、死ぬ気で「もう一回」コールを。初期の声は出ませんが、ほとんど裏返り気味の声でノンストップコール! 夏のライブでのリベンジはここしかない!



3分後、再々登場のKOTOKOさんとメンバー!! はっきりいって俺は枯れ気味(笑)。



「みなさん、ありがとうございます! みんなどうもありがとう!」


「ホントに、こんなふうに、みんなに出会えて、ホントにホントにうれしいですどうもありがとうございます!」

「ホントに・・・こんなところでね、歌わせていただいて、こうやってみんなに声援をいただく日が来るなんて、思ってませんでした。凄く凄く幸せです! どうもありがとうございます!!」


「まだまだ、これからもっともっと勉強しなきゃいけないことたくさんあると思います。それを私なりに、私なりの速度で頑張って進んでいって、そしてまたみんなの前にこうやって戻ってこようと思っています」

「どうか応援のほう、よろしくおねがいいたします!」


「きっとまた、違う土地、違う会場、そしてまた、ここ横浜アリーナでもこうやってみなさんと会えますように、願いを込めて、最後に一曲歌いたいと思います! みんなもいっしょに歌ってください! “覚えてていいよ”!!!」



27(W encore).覚えてていいよ(single「覚えてていいよ」)

 最後に、「覚えてて」いいんですよね?

 巨大風船がいくつも、いくつも会場を舞う・・・ここが別世界と錯覚、というか錯覚じゃないのか。間違いなくあの場に自分がいた、KOTOKOさんが歌ってた、その感触をへんな意味で感じ取れたというか。・・・ダメだ、あの感覚を言葉にうまく変換できない・・・。夢なんだけど、夢じゃない不思議な時間。2006年12月1日という日のあの時間、俺はこの世でもあの世でもない、確かに在る、別の世界に居たんだな、という感覚でいっぱいでした。終わるんじゃなく、始まるんだな、とも。


「ホントにホントに、今日はどうもありがとうございました!」

「ありがとうっ!!」


「それじゃあ、最後はみんなで飛ぶよっ!! せーのっ!」 会場中、全員大ジャンプで締めっ!!



 KOTOKOコールが巻き起こる中、メンバー全員と共に、花道中央へ。


「どうもありがとうございましたっ!!」


「ホントに・・・ありがとうございました!」

「右の人たち、どうもありがとうございました!」
「左のみんな、どうもありがとう!」
「うしろー、ありがとう!!」






 ありがとうを連発するKOTOKOさん。


「今日はみなさん、どうもありがとうございました!」

「素敵なメンバー、それからスタッフのおかげで、素晴らしいコンサートを開くことができました。ここの場を借りて御礼を言いたいと思います! ホントに、関係者のみなさん、どうもありがとうございました!」

「そして、今日集まってくれたみんな! 平日にもかかわらず、たくさん来て貰って・・・ホントにありがとうございました!」


「ホントに・・・また、ね、この場所に、このメンバーでみんなに会いに来たいと思います! それまで応援よろしくお願いいたします!!!」



 メンバー全員でカーテンコール。



 メンバーが舞台袖へ退場。
 
 
「ありがとうございました!」

「また会おうね!!!」


 最後にKOTOKOさんが・・・そのとき!!! なんと! 


KOTOKOちゃ〜ん、おつかれさまで〜す!」

応援に駆け付けていた、MELLさん(以下MELL様)、川田まみさん(以下まみタン)、詩月カオリさん(以下カオリン)、島みやえい子さん(以下えい子先生)が花束を持って登場!!! これにはさすがにビックリ!


MELL様「ホントみなさん、最高のステージ見せてもらいました! ありがとうございました!」
   「お疲れ様KOTOKOちゃん、すごいよかったよー! みんなも最高ーっ!」

 抱き合う2人。

まみタン「おつかれさまです、コットン最高!!!!」

 抱き合う2人。

カオリン「おつかれさま〜、かっこよくて、かわいかったです〜」

 アタマなでなで(笑)。

えい子先生「おめでとーっ!!」

 抱き合う2人。KOTOKOさんもうボロ泣き・・・


えい子先生「ホントーに、ホントに素晴らしくって、いろんなKOTOKOちゃんを見れてホントに楽しかったんですが・・・禁煙席のすぐそばに、脇にいる2人、漁師の一生を見せてくれた2人がいてね・・・サイリウムってこんなに楽しいんだなと思いましたよ! 地引き網で引き、銛で刺し、カジキマグロ捕れた〜みたいな。素晴らしかったですホントに。・・・もう一度拍手を!」

えい子先生・・・こんな短いトークで美味しいところ全部持っていく気ですか?(爆)


KOTOKOさん号泣するも、なんとか立ち直り、

「・・・I'veのみんながいてくれたから、こうやってステージに立たせていただいてます!」

「それと・・・照れ屋さんなのか、I'veの男性陣、来てません、戻ってきてくれてませんけど」 場内大失笑。たーかーせー!! 最悪だヽ(;´Д`)ノ

「御礼言いたいと思います。ありがとうございます!!!」

「ホントにありがとうございました!」


「ホントに素晴らしい仲間に囲まれて、これからも元気に歌っていくと思います!」



KOTOKOとそしてI've、これからもどうぞよろしくお願いします!」 大歓声&大拍手!!!


「ありがとうございました!!!!!」






KOTOKOさんとみんな、一緒に退場・・・。






・・・・・・・・・場内を埋め尽くすKOTOKOコール・・・・・・・・・






ライブ終了。3時間26分に渡る、あっという間の夢物語。でも夢じゃなかったです。






 終了後、席で着替えを実行。この時期はもう、汗だくで帰ると確実に風邪ひきますからねー。

 ぼちぼちと人が捌けつつある中、帰途に着きました。新横浜から菊名に行くのが面倒だったので、直接菊名にタクシーで(笑)。ワンメーターなんですね・・・。そして東横線で座って帰りました。もちろん途中で一杯やってきましたが。一杯どころか駆け付け3杯(注・ジョッキで)。計何杯空けたんでしょうか・・・7,8杯ぐらい? そりゃ翌日起きないわ(笑)。



 総括として。
 約3時間半、午後10時をまわるという凄まじいライブでしたが、結果としては大満足。やはり「同じ空の下で」の存在が大きかった! それ以外にもニューアルバムの曲が非常に好みで良かったし、「カナリヤ」「赤い玉、青い玉」もこの機会で、幸運でした。KOTOKOさんの声が過去最高に良く聞こえたのも素晴らしい。隙無し、ホント隙無しでしたね。もちろん、他にも演ってほしい曲はたくさんありました。が、それはこれからも楽しみにできますし。
 欠点としては、会場が広すぎて、見るという意味では相当キツイ。音響は良かったと思いますが、自分としては、近くでやっぱり見たいんですよね。そういうことで、今回の席は遠すぎ。そういう意味だけで言えば、夏のライブハウスツアーin盛岡には遠く及ばない。あれはまあ例外に近いですが。次回カウントダウンライブでは、ぜひ近くの席を!! スリーナインさんぜひお願い!(笑)
 この規模で、この内容であれば確かに神ライブだと言えるかもしれません。ライブとしては06盛岡>05武道館>04夏東京>06冬横浜の順かな。ライブ内容を吟味すると、06冬横浜>05武道館>06盛岡>04夏東京って感じ。間違いなく「足あと」を残せたんじゃないかなーと思いますよ。夏のライブハウスツアーはKOTOKO BANDの試金石、今回の横アリライブはKOTOKOさん自身の試金石と自分は思って前に書いてましたが、見事満点に近いカタチで乗り越えたんじゃないでしょうか。人の入りは、土日だったらまた全然違ってたと思うし。
 そういうわけで、来年以降もまた盤石の体制で臨んでもらいたいです。さらなる飛躍を! 目指せオリコン1位(これは冗談)。

 ・・・カウントダウンライブも楽しみにしてます。終夜運転で帰ってこられそうなので一安心です(笑)。

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2006/12/01 KOTOKO IN YOKOHAMA ARENA 2006

01.UZU-MAKI (3rd album 「UZU-MAKI」)
02.羽 (1st album 「羽 -hane-」)
03.Suppuration -core- (single「Re-sublimity」c/w)
04.海豚 (3rd album 「UZU-MAKI」)
05.カナリヤ - SORMA No.3 Re-mix -(1st album「羽 -hane-」)
06.硝子の靡風(2nd album「硝子の靡風」)
07.Close to me… (album「I've Girl's Compilation 05“OUT FLOW”」/裸足少女「effect 〜悪魔の仔〜」)
08.赤い玉、青い玉(2nd album「硝子の靡風」)
09.地に還る(KOTOKO -HANE- TOUR 2004 LIMITED CD)
10.月夜の舞踏会 (single「Chercher 〜シャルシェ〜」c/w)
11.同じ空の下で(D.O「家族計画」)
12.Chercher 〜シャルシェ〜 (single「Chercher 〜シャルシェ〜」/「マリア様がみてる」OAV EDテーマ)
13.秋爽 (single「421 -a wi)ll-」c/w)
14.LOVE A RIDDLE (おねてぃimage song LOVE A RIDDLE「おねがい☆ティーチャー」)
15.being (single「being」/「灼眼のシャナ」OPテーマ)
16.Abyss (album「I've Girl's Compilation 06“COLLECTIVE”」/13cm「ラストオーダー」)
17.Face of Fact (album「I've Girl's Compilation 04“LAMENT”」/戯画「BALDR FORCE」)
18.Re-sublimity (single「Re-sublimity」/「神無月の巫女」OPテーマ)
19.雪華の神話 (single「being」c/w)
20.L.A.M -laze and meditation- (BLUE GALE「懲らしめ 〜狂育的指導〜」)
21.Dirty Boots (album「diRTY GiFT」)
22.Leave me hell alone (13cm「DEVOTE2 〜いけない放課後〜」)
23(encore01). Princess Bride! (130cm「プリンセスブライド!」)
24(encore02).きゅるるんKissでジャンボ♪♪ (戯画「カラフルハート」)
25(encore03).さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜 (戯画「さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜」)
26(encore04).Short Circuit(album「SHORT CIRCUIT」)
27(W encore).覚えてていいよ(single「覚えてていいよ」)