津田雅美「eensy-weensy モンスター」第1巻購入。
カレカノからもう2年も経ちますか・・・。あれだけの大ヒット作の次ってことで、もの凄く難しい立場であったとは思いますが、この作品はそんな強烈なプレッシャーなど何処吹く風。もう単純に面白い! 描写とか台詞回しとか、分かりやすい・・・というより的確なのか。ホント表現力が抜群ですよね。インパクトよりも丁寧さで魅せる人物像、心理。やはりこれは作家さんの純粋な力ですよ。上手いとしか言いようがない。これからも楽しみです。
カレカノは正直、天才美男美女だらけで、そこがどうかという人が結構いらっしゃったかと思うんですが・・・これもまた味だと思うんですよ、今作も!(笑) 主人公の七花は一応地味にはなっていますが、十分「天才」かとは思います。心の中に巣くうモンスターをこれからどう一つの人格として取り込んでいくのか、非常に楽しみです。可愛いし(結局それか)。
そしてもう一人の主人公・葉月は、前作の浅葉のポジションか(外見も似ているし)。まだまだ取っ掛かりなので、いずれ出てくるであろう「闇」の部分をどう扱うのか興味深い。この作品が完結することによって、カレカノの補完にもなるような気がしてなりません。
とにかく、これから大注目の作品。雰囲気としては5,6巻ぐらいで完結するようなお話なので、すっきりと楽しみたいです。・・・また21巻も続くと収集つかないと思うんだ、これ(笑)。