Cat's Brand ~ライブorアルコール~

ライブと酒とその他日常ネタです。

マリア様がみてる「フレームオブマインド」「薔薇の花かんむり」読了。

 更新お休みしていたらどうにもボケェが始まっているような気がしてならない自分です。やはりこまめな更新が必要でしょう。というわけで、積み本になっていたマリみてを消化。感想などを。


 積み本、と前述しましたが・・・本当のところ、マリみてに関しては何か「もったいない」感が働いてしまって、手をつけるのが惜しい。そんな気持ちです。食後のデザートのよう。終わりを表しているようで、寂しい気持ちになってしまうんですよね。まあそんなわけで、酒の力を借りて強引に読了(笑)。


 「フレームオブマインド」は今までの短編集よりも何か、もっと濃密な感じがしました。登場がお初の方々も、そうでない方々も、このザッピング感!ファンとしては堪らないモノがあります。克美さんと江利子さまのカラミには心底震えましたよ。そして、一編一編がショートショートの感覚に近くって、その上それが「マリみて」の上に成り立っているものだからもう物凄く説得力に溢れている。加えて蔦子さんのストーリーテラーっぷりというか、脇役然とした態度にメロメロであります!(笑) キャラ自身が波動を出しているのってそうそう無いですよ。その辺、今野先生はキャラ作りが上手いなぁと感心してしまうわけです。

 「薔薇の花かんむり」は・・・もう、もうね、乃梨子ちゃんの涙に全て持っていかれた! やべぇ!涙腺決壊しちゃったよ! 乃梨子ちゃんかわえぇぇぇ!!! さすがは次期主人公(と勝手に思ってます)! ここまでに至る過程を丁寧に丁寧に魅せてくれたので、結論的にはロザリオの授受に関してはさほど重要ではないと思っていたのですが、やはりそのとおり。祐巳瞳子の互いの呼び名だけが決定的な変化であって、それ以外は実に連続している。実に心地よい。覚醒祐巳もある場面で発揮され、リーサルウェポンの聖さままで(ちょい役で)登場とあってはもう狂喜乱舞としか!!! 最高のデザート的1冊! かなり癒されました・・・。と同時に、物凄く先代薔薇さまが懐かしくなり、「いとしき歳月」を読み返してしまった俺。ああああ、やはりマリみては良い!