「はやて×ブレード」第４巻に、漫画版「マリア様がみてる」第５巻

　「はやて×ブレード」新刊は待望中の待望。それだけに･･･面白い。面白すぎる。今作はとにかくキャラ数といい、展開といい、パイプライン何本！？って感じの同時進行気味で、作品として純粋に見たら、もう滅茶苦茶な状況。それが決して悪い意味じゃないところが凄い。色々な場所で、登場人物の全てが“戦って”いるのだなぁという、本当は当たり前の感慨が生まれてきます。もかちゃんとわんこのコンビといい、生徒会長は相変わらず（別の一面もみえましたね）。新キャラも登場し、綾那・はやての主人公ペアがかすんで見えるほど。いや全然かすんでないけど（笑）。しかし･･･やはりこの感は順がすべてといっても過言ではない！　両刀使いには笑った。
　作者の林家志弦さんのサイトは好きでよく拝見させてもらってるのですが、この方、日記が異常に面白い。ほとんど作品のノリと変わらないんだもの（笑）。たぶんこのヒト自体が面白いんだろうなぁと思うわけです。まだ読んだことの無い方は、サイトも作品もぜひ！！

　漫画版「マリア様がみてる」のほうは、相変わらず超安定。漫画版はもう、ある意味では原作を超えてるかも。漫画というメディアの苦手とするところを感じさせない情報量。原作に忠実で、さらに絶妙な味付けをしているこのサジ加減。祥子と祐巳のすれ違いの部分といい、凄い。なんつーか、凄い。キャラが“生きている”というのはこういうことを言うのか。原作付き漫画としては至高の出来ですよ！　特にこの巻は！　祐巳タンが異常に可愛いのは仕様ですが（笑）。