Cat's Brand ~ライブorアルコール~

ライブと酒とその他日常ネタです。

「麒麟は一途に恋をする」読了。感想・・・というには簡単すぎますが。

 ようやく読み終わりました。最終巻出たのが1年前ですから、どんだけ積み本多いんだよ俺。それはさておき。

 まあ某掲示板ではなかなかに言われていた志村先生の作品ではあります。どこが面白いか?と問われると返答に困る面があるんですが(;´Д`)、何と言うか、ストイックすぎるんですよね。電撃文庫にあって、舞台ごとひっくり返すような印象のある作品ばかりの中、あまりに地味、地味過ぎますよ! お約束すぎますよ! だがそれがいい。淡々と進み、淡々と終わる物語。もっと派手に!とか思っていてもそれが派手にも感じられなくなる・・・これって褒め言葉じゃないけれど、確かに志村先生の殺戮の容赦無さは静かだ。でも俺はそれでいいような気がしてます。志村先生の文章の最大の長所は、綺麗さと女の子の描写の可愛さだと思ってますので。それにタイトルの音の響きも。